弁護士法人淀屋橋・山上合同 - Business & Law(ビジネスアンドロー)

© Business & Law LLC.

世界中の人々のあらゆる法的ニーズに応える

弁護士法人淀屋橋・山上合同は、2002年4月に日本弁護士連合会届出第1号の弁護士法人として設立された総合法律事務所であり、2022年1月時点では弁護士66名(うち台湾律師1名)を擁し、日本有数の規模を有している。また、前身である米田実法律事務所の設立から数えると、創業60年の伝統的な法律事務所でもある。大阪・淀屋橋のほかに東京・丸の内にも拠点を構え、国内外の依頼者の多様かつ幅広い法的ニーズに応えている。
同事務所の理念は、“世界中の人々のあらゆる法的ニーズに応える”ことにある。急激な変化を続ける今日の社会においては、法律事務も、複雑、多様化し、高度化しつつある。これに的確かつ迅速に対応し、クライアントの利便性の一層の向上を図るとともに、規模の拡大や業務の専門化・国際化に努めることにより、さらに広く世界中の人々に対する法的サービスを提供したいとの願いを込めた理念である。
業務内容は、訴訟、M&A・コーポレートガバナンス等の会社法務、ファイナンス業務のほか、倒産・企業再生分野や労働分野、知的財産分野、中国・アジア関係、独禁法分野、不動産分野、家事・刑事等、極めて多岐にわたる。
クライアントも、銀行・証券会社等の金融機関、テレビ局や新聞社等のマスコミ、総合小売業、電力会社、鉄鋼・自動車等の製造業等、ほとんどの業種の事件・相談に対応している。
同時に、所属する弁護士も多種多様であり、裁判官経験者や検察官経験者、大学教授、外国弁護士資格(中国)保有者、社会人(一般企業・公務員)経験者、弁理士等の資格保有者等の人材を積極的に受け入れているのも特徴の一つといえよう。
また、希望する留学先に留学した所属弁護士も多く、その留学先も、米国、ドイツ、オランダ、シンガポール、タイ、インドネシア、中国、香港、台湾、韓国とさまざまだ。

淀屋橋・山上合同の業務体制

同事務所は、日々高度化・複雑化するクライアントのニーズに応えるべく、業務の専門化に努めている。所属弁護士数が多い大阪事務所では専門部制をとっており、各専門部はパートナー、中堅のパートナーおよびアソシエイトから構成され、それぞれのパートナーが得意とする業務分野の専門性をより深く追求しつつ、業務によっては、部や東京・大阪の垣根を越えて、複数の弁護士が協働して事件の処理に当たることになる。
同事務所に入所したアソシエイト弁護士は、半年ごとに各部に配属され、パートナーとともにありとあらゆる分野の事件を経験しながら専門性を極めるとともに、多角的な観点から事件を処理するゼネラリストとしての力を身につけることが期待されている。
また、同事務所は、アソシエイト弁護士の待遇等の基本的事項につき、アソシエイト規程を制定している。このアソシエイト規程の冒頭では、「パートナーとアソシエイトは、対等の独立した個人として互いに尊重する」と謳われており、アソシエイト弁護士には、実務においてもパートナー弁護士と議論等を行い、案件を進めていくことが求められている。
今回は、東京事務所に所属する弁護士3名に、東京事務所を中心に紹介してもらった。

インタビュー1:東京事務所について

石原遥平 弁護士

石原遥平弁護士(64期)は、東京事務所について「東京事務所だけでみると、弁護士12名とお互いの顔が見える規模です。ゼネラリストでありつつも、それぞれが専門分野や得意分野を持った個性あふれる弁護士が所属しています。私もベンチャー企業への出向経験がありますが、官公庁や民間企業への出向経験者、社会人経験者、ドイツへの留学経験者、台湾律師と、さまざまな経歴をもった人材が所属しています」と語る。淀屋橋・山上合同の特徴については「個性を尊重する事務所です。各弁護士が、それぞれのやり方で、クライアントに対して、質の高いサービスを提供するべく日々尽力しています」と続ける。
東京事務所における新人弁護士の働き方について、「新人弁護士は、特定のパートナーではなく、さまざまなパートナーと一緒に案件を担当します。このため、各パートナーの案件処理の方法を学びながら、各パートナーが取り扱っている多種多様な案件を経験することになります。最近は、専門性が強調されがちですが、その大前提として、ゼネラリストとして一人前であることが必要ですので、まずはゼネラリストとしての経験を積みつつ、自分の弁護士としてのスタイルや専門分野を見つけていくことになります」と語り、「アソシエイトについては、“メンター制度”や“カウンセラー制度”を設けています。若手のアソシエイトには、先輩のアソシエイトをメンターとして選任し、定期的に食事に行くなどして、悩みや不安がないかなどを幅広く相談に乗るようにしています。また、中堅のアソシエイトには、パートナーがカウンセラーとしてつき、定期的に面談するなどして、留学や出向、専門分野などについて、幅広く相談に乗ることにしています」と続け、「当事務所では、新人弁護士も一人の弁護士として尊重します。その反面、案件に対しても、主体的に取り組んでくれることを求めています」と語る。
最後に、求める人物像について、「クライアントから信頼されて、クライアントが直面する困難に一緒に立ち向かえるような責任感、気概のある方です。また、将来的には、パートナーとして、事務所を一緒に経営してくれる熱意のある方を求めています」と熱く語った。

インタビュー2:事務所の魅力について

川井田渚 弁護士

川井田渚弁護士(68期)は、事務所の魅力について、「まず、取り扱っている案件の種類が豊富であることが挙げられます。私自身、入所して以降、自身の専門分野である労働法以外にも、離婚事件からM&Aや大型の破産管財事件まで、たくさんの法的分野に携わってきました。ほかの東京の法律事務所の同期と比較しても、ここまでいろいろと経験したことのある弁護士は珍しいのではないでしょうか。日々刺激的で、飽きることは絶対にないですね」と説明する。
また、事務所に合う人物像について尋ねたところ、「“さまざまなことにチャレンジして、自分の可能性を広げたい”という学生の方にとっては、とても魅力的な環境が整っていると思います。“このような性格の弁護士が多い”というようなものはなく、本当に皆多種多様で個性的ですので(笑)、熱意と向上心のある方であれば、充実した日々を過ごせるのではないかと思います」と笑顔で語り、最後に「女性にも働きやすい産休・育休に関する環境が整っており、お子さんが二~三人いながらバリバリ働いている女性弁護士もたくさんいます。積極的に育児に参加している男性弁護士も多く、事務所全体でも、産休・育休に対する理解もあると感じています。各種説明会・事務所訪問を定期的に開催しておりますので、ぜひ一度、事務所にいらしてください」と学生に向けてメッセージを送った。

インタビュー3:若手弁護士から見た事務所の魅力

黒川健 弁護士

東京事務所に入所して2年目の黒川健弁護士(73期)は、東京事務所の構成や日々の業務について、「東京事務所には、現在、私を含めて12名の弁護士が在籍していますが、それぞれの弁護士と協同して案件を遂行しており、先輩弁護士から多くのことを学んでいます」と紹介する。
また、若手弁護士の働き方については、「入所して感じたのは、依頼者・業務分野の多様性もそうですが、若手であっても一人の弁護士として尊重されるということですね。所内でチームを組んで行うような大規模な案件も多く、その際には、若手弁護士にも案件をリードしていくことが求められます」と語る。続けて、「テレワークを行うかどうかも含めて、働き方は個人の裁量に委ねられており、融通が利く職場だと思います。それに、東京事務所では各弁護士がワンフロアで働いているので、先輩たちが、自然と若手の繁閑状況を気にかけてくれています。このため、若手の仕事量は適切にコントロールされています」と話す。
最後に、学生に対するコメントを求めたところ、「東京事務所は、弁護士の層が若く勢いがあり、現在も発展途上にあります。出る杭を伸ばし、全力で応援してくれる事務所ですので、何かやりたいことを持っている方には、ぴったりだと思います。開拓精神にあふれ、私たちと一緒に事務所を盛り上げてくれる方をお待ちしています」と熱く語ってくれた。

→『RECRUIT GUIDE 2022』を「まとめて読む」
他の事務所を読む

 DATA 

ウェブサイトhttp://www.yglpc.com/

所在地・連絡先
■大阪事務所
〒541-0046 大阪府大阪市中央区平野町4-2-3 オービック御堂筋ビル9階
【TEL】06-6202-3355(代表)
■東京事務所
〒100-0005 東京都千代田区丸の内2-3-2 郵船ビルディング4階
【TEL】03-6267-1200(代表)

主な所属弁護士会:大阪弁護士会

所属弁護士等:弁護士66名(台湾律師1名含む)(2022年1月現在)


[勤務弁護士(第76期)募集要項]

淀屋橋・山上合同では、第76期司法修習予定者を対象に、以下のとおり、勤務弁護士の募集を行う予定とのことである。

① 採用予定人数:大阪事務所:3~5名、東京事務所:1~2名

② 希望する人材:法曹としての自立心があり、向上心のある人。性別・年齢・社会経験は特に問いません。

③ サマークラークについて:大阪事務所、東京事務所ともに、令和4(2022)年5月下旬から7月中旬にかけて、第76期司法修習予定者向けサマークラークを実施する予定です。奮ってご応募ください。

④ その他:その他の募集要項の詳細については、当法人のホームページ(http://www.yglpc.com/)をご参照ください。

お問い合わせ先
recruit.osaka2022@yglpc.com(大阪事務所)
recruit.tokyo2022@yglpc.com(東京事務所)