IT業界の知見を活かし新規事業の立ち上げを強力サポート
2019年の設立以来、ITに強みのある法律事務所として、高い評価と支持を受け続けている尾城法律事務所。急速に進展するIT分野で質の高い法務サービスを提供する一方で、伝統的な大手事務所での勤務経験を踏まえた一般的な法務業務も幅広く取り扱う事務所として、確固たる地位を築いている。
「最近はDX関連の新規事業立ち上げに関するご相談を受ける機会が多いですね。SaaSビジネスの展開が進んでおり、その種の依頼が増えています」と語る尾城亮輔弁護士のIT業界に対する造詣の深さは、司法研修所からIT関連の講演を依頼されるほどだ。時には、ベンダーロックインのような社会的問題について、省庁から助言を請われることもある。「“顧問弁護士がITに詳しくない”といった事情から相談に来られる企業も少なくありません。経営企画部など、法律に疎い事業部の相談も多いため、難解な法律論点も噛み砕いて説明するよう心がけています」。
経済産業省の「AI・データ契約ガイドライン検討会作業部会」で構成員を務めた経験から、AIやデータ関連取引に関する助言にも定評がある。「一人体制ではありますが、新規事業の適法性チェックから契約書作成、利用規約の整備、アライアンスのサポートまで包括的に対応しています」。顧客からの信頼も厚く、リピート率も高いという。
豊富な知識と経験を武器にシステム開発紛争を最適な解決に導く
尾城弁護士の手腕がひときわ発揮されるのが、得意とするシステム開発紛争への対応だ。「中小企業も積極的にシステム開発に乗り出す昨今、紛争も増加傾向にあります。最近はアジャイル開発も増えてきましたが、“請負”から“準委任”という発想の転換が求められ、契約段階から実務を理解した弁護士が関与する意義があると思います」。
システム開発紛争は極めて高度な専門性が要求される領域だが、業界慣行に精通し、訴訟への関与経験を豊富に備えた尾城弁護士は、資料の読み込みや調査・分析に無駄な時間をかける必要がない。「そのため、迅速かつ効率的な対応が可能となり、クライアントにとって合理的な報酬で満足度の高いサポートを提供できます」。
まさに“IT×法律”で企業を支える心強い存在だ。
尾城 亮輔
弁護士
Ryosuke Ojiro
04年東京大学法学部卒業、07年同法科大学院修了。08年弁護士登録(第一東京弁護士会)、桃尾・松尾・難波法律事務所入所(~18年)。14年米国南カリフォルニア大学ロースクール修了(LL.M.)。14~15年シンガポールColin & Ng法律事務所勤務。18~19年GVA法律事務所。19年尾城法律事務所開設。基本情報技術者、ソフトウェア開発技術者、ITストラテジストの資格を保有しており、経済産業省「AI・データ契約ガイドライン検討会」作業部会構成員を務めるなど、システム開発に関する紛争、システム開発やAI・データ取引に関するアドバイス、その他IT関係(契約一般、ライセンス、ビジネスモデルの検討など)を得意とする。著書『裁判例から考えるシステム開発紛争の法律実務』(共著)(商事法務、2017)ほか。