DETAIL

◆イイノホール＆カンファレンスセンター（RoomA）
東京都千代田区内幸町2-1-1　飯野ビルディング4階
https://www.iino.co.jp/hall/access/
【アクセス】
東京メトロ 日比谷線・千代田線 「霞ケ関」駅 C4出口直結、東京メトロ 丸ノ内線 「霞ケ関」駅 B2出口 徒歩5分、東京メトロ 銀座線 「虎ノ門」駅 9番出口 徒歩3分、東京メトロ 有楽町線 「桜田門」駅 5番出口 徒歩10分、JR山手線・京浜東北線・東海道線・横須賀線、都営地下鉄浅草線、ゆりかもめ 「新橋」駅 徒歩10分、都営地下鉄 三田線 「内幸町」駅 A7出口徒歩3分

※事前質問を募集します。質問は申込フォームの最下段にある「事前質問欄」にご記入ください。

　近時、経済のグロバール化に伴い、国境を越えた知的財産紛争が増加し、また、Chat GPT等の生成AI技術が急速に発達し、その技術の利用の在り方をめぐる諸問題が社会的に注目を集めるなど知的財産権の分野における国際化やデジタル化の進展はめざましく、ビジネス環境が大きく変化しております。国内外でビジネスを行う企業には、各国の最新動向を踏まえた、時代の要請に応えた事業展開が求められております。
　このような状況下において、虎門中央法律事務所では、本年７月、知的財産一般について、ワンストップサービスで、訴訟になった場合の見通し・帰趨の予測を踏まえた多角的なアドバイス等を行う知財チームを立ち上げました。
　知財チームは、知財法務に精通する弁護士を擁する中国の安理律師事務所及びフランスのFÉRAL弁護士事務所との業務提携を一層密にして、皆様に対し、各国の最新動向を踏まえた知財アドバイザリーサービスを提供いたします。
　本セミナーでは、虎門中央法律事務所からは、大鷹一郎弁護士・弁理士（前知的財産高等裁判所所長）が、インターネット関連発明についてサーバが海外に存在する場合でも国内の端末にサービスを提供する行為につき特許権侵害の成立を認めた本年５月の知的財産高等裁判所の大合議判決について解説します。
　また、安理律師事務所からは、姫軍中国・ニューヨーク州弁護士が、データの知的財産権保護等に関する中国の最新動向について、FÉRAL弁護士事務所からは、Richard Willemant（リチャード・ヴィルマン）フランス弁護士・弁理士及び廣田みつきフランス弁護士が、従業員との関係における知的財産権保護等に関するフランス及び欧州の最新動向について、それぞれ解説します。
　本セミナーは、日・中・仏の知財法務に精通する弁護士が、各国の知的財産権保護の最新動向について情報提供する絶好の機会ですので、ぜひご参加ください。

１．ご挨拶　（虎門中央法律事務所　代表弁護士　今井和男）

２．中国における最新動向
　　　(1) 知的財産に関する最新動向の紹介
　　　(2) データに関する知的財産権の保護に関する最新動向
　　　(3) 技術秘密の保護に関する最新動向

３．フランス及び欧州における最新動向
　　　(1) 最新の欧州における規制及びその影響
　　　(2) 従業員との関係における知的財産
　　　(3) カスタマー/サプライヤー関係における知的財産
　　　(4) 競合他社との関係における知的財産
　　　(5) 資産としての知的財産の保護

４．日本における最新動向
　　　国境をまたぐネット配信と特許権侵害
　　　－知財高裁令和5年5月26日大合議判決（ドワンゴ対FC2事件）－

大鷹 一郎
虎門中央法律事務所　知財エキスパートパートナー　弁護士・弁理士

1981年3月　　早稲田大学法学部卒業
1983年4月　　裁判官任官
2005年4月　　知的財産高等裁判所判事
2008年4月　　東京地方裁判所部総括判事（知的財産権部）
2013年4月　　知的財産高等裁判所判事
2016年3月　　大津地方・家庭裁判所長
2018年5月　　知的財産高等裁判所部総括判事
2020年10月　 知的財産高等裁判所長
2023年6月　　定年退官
2023年7月　　弁護士登録
2023年9月　　弁理士登録

姫 軍
安理律師事務所　パートナー　中国・ニューヨーク州弁護士

1991年　　　　　 北京大学（法学学士）
1995年‐1997年　 森・濱田松本法律事務所に勤務
1997年　　　　　 東京大学大学院（法学修士）
1998年　　　　　 ハーバード大学ロースクール（法学修士）
1998年‐2000年    米国Kirkland & Ellis LLPロサンゼルスオフィスに勤務
2001年‐2003年    中諮律師事務所に勤務
2004年‐2019年    創設パートナーの一人として世澤律師事務所を創設
2020年　　　　　 マネージングパートナーとして安理律師事務所に参画
受賞歴
●2023年度律新社知的財産権専門分野「ブランドのスター」弁護士
●2021年10月、在中華人民共和国日本国大使館において特命全権大使垂秀夫閣下より、「弁護士として、長年にわたって中国の日本企業を支援するとともに、法律を通じて日中間の相互理解と友好事業に対して 多大なる貢献をした」として表彰され、「在外公館長表彰」を授与された。
●Law Business Research Ltdが発行するIAM (Intellectual Asset Management) Patent 1000: The World’s Leading Patent Professionalsの2020年版において、“世界をリードする特許弁護士”ランキングに入選
●2019年12月、ALB(Asian Legal Business)2019年度中国知的財産権分野弁護士トップ15にランキング
●2019年、Benchmark Litigationの知的財産権分野において紛争解決のスターに選出

Richard Willemant （リチャード・ヴィルマン）
FÉRAL弁護士事務所　マネージングパートナー　フランス弁護士・弁理士

2000年　 パリ第⼆大学 (パンテオン・アサス) | 私法 (Droit privé) 学⼠ 修了
2001年　 パリ第⼆大学 (パンテオン・アサス) | 私法・司法・刑事科学(Droit privé, mention carrières judiciaires et science criminelles) Master I 修了
2002年　 パリ第⼆大学 (パンテオン・アサス) | マルチメディア・IT法 (Droit dumultimédia et de lʼinformatique) Master II 修了
2003年 　パリ第⼀大学(パンテオン・ソルボンヌ)| 契約・物権法 (Droit des contrats et des biens) Master II 修了
2003年　 2003年　 Certificat dʼAptitude à la Profession dʼAvocat (弁護士職適格証明取得試験) 合格
2004年 　パリ弁護士会 登録
2006年 　マギル大学 (カナダ・モントリオール) | LLM知的財産・テクノロジー法・国際航空法 修了
2011年　 ケベック弁護士会
受賞歴
●法律事務所評価機関 (Chambers, Legal500 Best Lawyers, Décideurs)から毎年選出されている。Legal500 EMEA 2023 とBest Lawyers in France 2024からは知的財産とテクノロジー法の分野で選出されており、Décideurs 2023では訴訟と仲裁、商標、個人情報保護、およびテクノロジー法の分野において高い評価を受けた。また、Chambers Globalからも知的財産の分野において評価されている。

廣田 みつき
FÉRAL弁護士事務所　フランス弁護士

2015年9月　 慶應義塾大学法学部法律学科 卒業
2016年6月　 パリ第一大学（パンテオン・ソルボンヌ）| LLM フランス法・EU 法修了
2017年6月　 パリ第一大学（パンテオン・ソルボンヌ）| EU 経済法修士課程 修了
2018年12月　Examen dʼaccès au Centre Régional de Formation Professionnelle dʼAvocats（弁護士研修所入所試験）合格
2019年1月　  École de Formation professionnelle des Barreaux du ressort de la Cour dʼappel de Paris (パリ弁護士修習所) ⼊所
2020年1-6月  Cour dʼappel de Paris (パリ控訴院)で研修
2020年10月　Certificat dʼAptitude à la Profession dʼAvocat (弁護士職適格証明取得試験) 合格
2020年10月　FÉRAL弁護⼠事務所 ⼊所
2021年6月　 パリ弁護士会 登録

Business & Law 合同会社

Business & Law 合同会社　セミナー担当
Email :　seminar@businessandlaw.jp