“攻めのヒアリング”の技術戦略法務のカギは〒103-0027 東京都中央区日本橋2-1-3 アーバンネット日本橋二丁目ビル10階 【TEL】 03-6823-1310 【FAX】 03-6823-131282https://agile-plus.jp/URL アジャイルプラス法律事務所は、企業法務を主戦場案件ベースで対応する。オープンエンドな課題が増え対応可能な“前例の模倣”ではなく、既存のデータの不足する予測困難な事象への対策である。単なるレギュ利益を生み出す“攻めの提案”が求められている。そのために必要となるのが木下和博代表弁護士の提唱す 木下弁護士は、次のようにヒアリングを二つに大別している。一つは、情報収集のためや顧客のニーズ・課題を引き出すための“受けのヒアリング”。もう一つは、戦略的企業法務において重要となる“攻めのヒアリング”である。②目標達成に必要なロジック構築、③ロジックを支える裏付けの取得に最適化されたアプローチの模索、といとして、3名の弁護士がそれぞれ必要に応じてクライアントが抱える課題解決のための最適チームを構築しててきている昨今、企業が必要としているものは、AIでもレーションの解釈提供ではなく、それを踏まえて企業のる“語らせる”ための技術だ。 “攻めのヒアリング”とは、①明確な獲得目標の設定、う準則の履践だ。「漫然と情報を聞き出すのは必ずしも良策とは言えません。なぜなら、相手からこちらに都合のよい情報ばかりを引き出せるとは限らないからです」(木下弁護士)。 このような戦略的な視点からのヒアリングを成功させるためにはリーガルマインド(法論理を背景として仮説を立て、実証し、その再現性を構築する技術ないし精神)に基づいた “何を語らせなければならないのか”という事前の分析(プロファイリング)とアプローチの限界線の見極めである。ヒアリングの過程で虚構を作り上げてしまうと、その虚構に反する証拠が発見されたときに、戦略の基礎となる供述が覆されてしまい、戦略そのものが瓦解してしまいかねないからだ。 「ゴールから遠くなる情報を引き出してしまったがゆえに、戦略的な選択肢を減らすことにもなりかねません。一方で、意図的に情報を歪曲すれば隠蔽になる可能性もあります。戦略法務においては、その限度を見極めながら、獲得目標の達成に必要な情報を、必要な限度で引き出す技術が必須です。最初に構築した方向性に従い、ヒアリングの過程を通じてストーリーに合致するよう相手の記憶を整理するために“どの順番で何を語らせるのが最適なのか”を考える、という作業を緻密にアジャイルプラス法律事務所
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