Lawyers Guide 2025
20/186

入り口は各法人であっても成果物はEYとしての知識・知見を結集〒100-0006 東京都千代田区有楽町1-1-2 東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井タワー 【TEL・FAX】 03-3509-1661(代表) 18URLがあるかどうかもわからないぼんやりとした状態で、弁護士が起きる前、リスクを含む可能性をほんの少しでも感じたときや法律事務所へのアクセスはまだまだハードルが高いと言法人、ストラテジー・アンド・コンサルティングなど豊富な業務経験を有するプロフェッショナルチームが密に連携している気ない会話の中で、微かな法的リスクを感じ取り、オフィスで顔を合わせたときやチャットで我々にすぐ意見を求め、我々異なる専門性・業種の専門家、アドバイザーが有機的に連携することで、EY全体としてプロジェクトに取り組み、EYの各種プロフェッショナル全員の知識・知見を結集したものとhttps://www.ey.com/ja_jp/about-us/ey-law-co 「弁護士に依頼するのは問題が起きてから」「法的リスクに相談するのは気が引ける」――こうした相談者の二の足を踏む様子をよく耳にするが、弁護士にとってはむしろ問題こそすぐに相談してもらうのがベストである。やはり、弁護士わざるを得ない。 「企業側が弁護士に相談することに対して無意識にハードルを設けてしまっているのであれば、弁護士側からハードルを越えていけばよいのです。EYでは、監査法人、税理士ため、たとえばコンサルタントがクライアントとの日頃からの何も依頼がある前の段階に自らコンサルティングチームと一緒に動き出すことが多くあります。入り口は各法人であっても、することができます。プロジェクトの初期段階から携わり、クライアントも気づいていないニーズを自ら掘り起こしていくことができるのも、日常的にクライアントを見続けている監査法人などを有するEYだからこそであると感じています」。EY弁護士法人の松田暖弁護士はこれまで、日系および外資系法律事務所に在籍し、税理士や会計士、アドバイザーなどと連携しながら業務にあたっていたものの、あくまでも外部の専門家同士であったため、弁護士の出番が来るのはどうしてもある程度の形を伴ってからであったという。 「各法人は独立した法人としてサービスを提供していますが、“EY”という同じ看板を背負った同僚です。“クライアントが今困っているのだけど、法務面から何かアドバイスできないだろうか”と各法人から相談されることもあれば、逆に我々弁護士法人で受けた案件について税理士やコンサルタントの意見を聞くこともあります。もちろん、クライアントの法的課題を解決し、適切なアドバイスを提供できる体制を整えていますが、必ずしも弁護士法人の中だけでの解決にこだわる必要はなく、各業法を遵守しながらハブとしての役割を担うことがあってもよいと思っています。特に我々は今、法務機能コンサルティングやリーガル・マネージド・サービス、サステナビリティ法務など、サービス領域を拡大しています。各国における法令改正、法務人材の不足など、企業をとり巻く環境が目まぐるしく変化し国際化・複雑化していく中にあって、企業の継続的な成長を支援するためにはさまざまなプロフェッショナルが協働しなければなりません。EYにはそのような素地が整っていますし、我々もEYのメンバーファームEY弁護士法人

元のページ  ../index.html#20

このブックを見る