Lawyers Guide 2024
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95▶主事務所の所属弁護士会第一東京弁護士会▶所属弁護士等弁護士16名(うち提携弁護士1名)、弁理士4名、外国弁護士1名(2024年1月現在)▶沿革2015年設立分野以外にも、コーポレート、スタートアップ支援の領域には力を入れており、株主総会対応、資金調達、M&Aといったものから、新規ビジネスモデルの検証、スキーム構築等、種々の案件に取り組んでいます。スポットでご相談に対応するのみならず、プロジェクト単位でクライアントのチームメンバーとして業務を行うことや、一定期間、クライアント企業に弁護士が出向することもあり、多様なニーズに合致するサービスを提供するよう、常に模索しています」(成川弁護士)。 「私も、一定期間、企業に出向し、法務や知財をはじめとした各種業務に対応しました。クライアントの“一人法務”として、他の従業員を巻き込みながら社内体制作りを行ったこともあり、法務担当者がいない企業において、自由に相談できる弁護士が定期的に常駐することの利点の大きさを実感しました。最近では、薬機法関連の法規制の調査から各種許認可取得のための内部体制整備、行政対応を行うなど、ヘルスケア等の薬事関連の領域に注力しています」(葛谷滋基弁護士)。多数の広告関連業務の実績 同事務所はさまざまな業種の案件を扱っているが、一例として、特に広告関連領域については、設立当初から多数取り扱ってきた実績がある。「対外的に謳うのはこれが初めてなのですが、過去に規模の大きな通販関連企業の案件を取り扱ったことに起因して、口コミで広告関連領域のご相談を多数いただいており、広告内容の審査、審査体制の整備から行政指導、措置命令、課徴金納付命令等への対応、適格消費者団体との係争といった多彩な業務に取り組んできました。こういった案件は商標や著作権のご相談等とも連動することが多く、継続的な取引関係となるケースが多いです」(成川弁護士)。 同事務所では、アドテック企業への弁護士出向やアドテック関連の知的財産戦略等も取り扱っており、広告関連領域に対する深い造詣に基づいたアドバイスを提供している。新たな領域に高度なリーガルサービスをNEXT(新時代・新領域)×EXCEL(卓越性)=NEXEL(新時代・新領域に応じた卓越性) 同事務所の理念は、“新たな領域についても卓越した高度なリーガルサービスを提供すること”であり、それは事務所名の由来ともなっている。 「新たな領域をはじめとした高難易度の案件においては、弁護士によって見解が異なることが多いです。弁護士登録約1年半で独立して設立した当事務所がここまで拡大できたのは、他所とは異なる価値がある提案をクライアントに提供し、それを評価いただいたからこそであると自負しています。これからも卓越したサービスを提供できるよう研鑽していきます」(成川弁護士)。 「当事務所では、弁護士としての総合力を養うため、新人には可能な限り多彩なジャンルを経験させています。私自身も、企業法務部におけるジェネラルコーポレート等の経験が豊富ですので、その知見も新人教育に活用しています。近時、採用に力を入れており、高品質なサービスを安定的に提供できる所内体制の構築に尽力しています」(葛谷弁護士)。成川 弘樹 弁護士Hiroki Narukawa齋藤 修 弁理士Osamu Saito大久保 宏昭 弁護士Hiroaki Okubo葛谷 滋基 弁護士Shigeki Kuzuya

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