Lawyers Guide 2024
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5301年Julius-Maximilians-University・Wuerzburg・卒業(First・State・Examination)・。04年ドイツ弁護士登録。04・~05年Shearman・&・Sterling・LLP。06年Georgetown・University・Law・Center卒業(LL.M)。07年ニューヨーク州弁護士登録。06~07年Simpson・Thacher・&・Bartlett・LLP。07~18年Gleiss・Lutz・法律事務所。12~14年西村あさひ法律事務所東京事務所出向。18年外国法事務弁護士登録。96年東京大学法学部卒業。98年弁護士登録(第一東京弁護士会)。03年Harvard・Law・School卒業(LL.M.)。04年Stanford・Law・School卒業(J.S.M.)。05年ニューヨーク州弁護士登録。10~15年ホーチミン事務所代表。12~15年ハノイ事務所代表。16~21年ベトナム事務所統括パートナー。Vrije・Universiteit,・Amsterdam,・the・Netherlands(LL.M.)およびUniversity・of・Parahyangan卒業。インドネシア弁護士登録。17年Walalangi・&・Partners設立、代表パートナー就任。18年~提携開始。アジア各国と日本との“知”のネットワーク強化各国のナレッジを集約し、新たなナレッジを創り出す 新興国のリーガル・リスクは、得てして明文化されない部分に潜む。よって、今般のマレーシア、フィリピンの2国における新たな現地事務所との提携も含め、現場サイドに肉迫したクライアントサポートに“過剰”という言葉はない。 「日本企業の法務がカバーすべき領域が、本店所設)し、さらに同国からEU圏に製品を輸出するといった場合、本店所在国、当該進出先の規制とEU圏における輸出法令やSCMに精通している点も含め、関係国すべてをマネジメントする能力・知見が必要です。常に事業の“先”を見据えた国際的な助言ができる法律事務所として、世界的な知名度向上を目指します。最近の例として、あるEU圏のコロナワクチン・メーカーの日本進出にあたり、ドイツ事務所に駐在する石川智也弁護士が、自身の専門であるGDPRおよび日本のデータ保護規制の相違を踏まえ、ドイツ弁護士とともに一貫助言した経験などが挙げられます」(ラース外国法事務弁護士)。 “Nishimura Arrow”と名づけられた右肩上がりの“三本の矢”。新ブランドは、過去の栄光に満足せず、今後も変わらず最先端の法律実務の担い手たらんとする開拓者精神のシンボルだ。 新ブランドの刻印された名刺のカラーは、好みに応じて選択できる。「多様性尊重の実践の一つです。私は全4種類注文して、クライアントのイメージや会議の雰囲気に応じて使い分けています」(ラース外国法事務弁護士)。在国および進出・投資先はもとより、現地法人の商圏や、バリューチェーン全体、勤務者の国籍所在国等に広がる中、我々は“国(法域)×産業分野×法分野”の三つのかけ合わせでスピーディーに的確な答えを出さねばなりません。提携する現地事務所の拡大は、各分野の専門家・ナレッジを内製化し、集約する拠点の拡大と位置づけています」(小口光弁護士)。 ナレッジ蓄積の重責を担う各事務所の代表パートナーが“One Firm”の一員として抱負を語る。 「我々は、インドネシアの複雑・多様な法的課題に対し、関連拠点と一体となって、包括的な解決策の提供に注力しています。特に、現地の習慣や文脈の中で、関連当局と築き上げてきたクリーンで良好な信頼関係に基づく円滑な案件遂行がクライアントからも評価されています。西村あさひのネットワークにおいて、各弁護士がさまざまな国の案件経験を通じ、異なる法制度・実務の理解や組織運営、時に敵対する相手方との交渉等、各種のスキルを高度化し、法的戦略や解決策の選択肢が増えたと実感します」(ルーキー・ワラランギ インドネシア弁護士・提携事務所パートナー)。 「2020年4月に、日本の大手法律事務所としては唯一、台湾に事務所を設立しました。以来、日本および各国拠点と一体となって、複数の専門性と多言語を駆使し、ワンチームで対応できる体制を構築しています。西村あさひの総合力を発揮した最近の事案の一例としては、台湾の世界的大手半導体メーカーによる日本メーカーとの共同出資による熊本工場建設にかかる契約、政府(補助金)対応、従業員の雇用、個人情報保護等を全面的にサポートした案件などがあります。ラース・マーケルト外国法事務弁護士(ドイツ)Lars Markert小口 光弁護士Hikaru Oguchiルーキー・ワラランギインドネシア弁護士Luky Walalangi

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