Lawyers Guide 2024
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の8Lawyers Guide 2024ChatGPTをはじめとする生成AIの利用が企業で急速に進む中、各社の法務担当者にとっては悩みどころとなるのが、“法的リスクの絞り込み”や“ルール作り”といった課題だ。そこで、理系のバックグラウンドを持ち、生成AIに造詣が深い西村あさひ法律事務所・外国法共同事業の濱野敏彦弁護士をファシリテーターに迎え、官民向け地理空間情報コンサルティングを行う大手企業の法務・コンプライアンスグループを束ねるAさん、決済サービスプラットフォーム事業を行う中堅企業の法務部グループに所属するBさん、そして全国に1,000以上の店舗を構える大手ホールディングスで法務グループのマネージャーを務めるCさんの3名に、匿名で各社の生成AI活用の実情を語ってもらった。Toshihiko Hamano理系のバックグラウンド(工学部電子工学科卒業・大学院修了)を有し、理系の大学・大学院の3年間、生成AIの中心技術であるニューラルネットワーク(ディープラーニング)の研究室に所属していたため、生成AIに詳しい。また、理系の大学院在籍時に弁理士試験に合格し、弁理士資格を有している。こうした理系のバックグラウンドや弁理士としての知見を活かし、AI、知的財産全般、各種データ保護・利活用、医療・ヘルスケア、ソフトウェア・システム関係全般、クラウドコンピューティング、IT、DX等の多くの技術系案件に従事する。西村あさひ法律事務所・外国法共同事業 弁理士・弁護士Special02面覆座談会Generative生成現役法務部員  濱野敏彦弁護士が語る濱野敏彦氏利用動向から導入の際の課題、ルール作成の要点まで

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