URLhttps://www.kikkawalaw.com〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島3-2-4 中之島フェスティバルタワー・ウエスト11階 【TEL】 06-6201-2970 【FAX】 06-6201-2980 「近年は、新聞を賑わすような企業不祥事案件のほか、第三者委員会の依頼も増えてきました。M&Aや事業再生、事業承継案件も多いです。渉外案件、労働案件の比率も高まっています」と語るのは、事務所代表の田中宏弁護士。 新型コロナウイルス感染症の流行初期の事業再生案件においては、裁判所と相談の上Webを利用した債権者説明会を開催するなど緊急事態に即した運用を工夫する必要に迫られたという。「倒産手続のIT化は現在議論が進められているところですが、倒産手続は定型の書類が多数提出され、関係者数も多いなどIT化と親和性が高いため、今後も議論の行方を注視していきたいと思っています」(田中弁護士)。76 広がる各専門分野への対応 時流に即した柔軟な法的サービス 1942年の創立で昨年80周年を迎え、関西を中心としたあらゆる規模のクライアントにリーガルサービスを提供してきたきっかわ法律事務所。2009年には首都圏に営業所や支店を持つクライアントの利便性を向上するために東京事務所を開設し、クライアントに近い距離での助言を行ってきた。 同事務所は、事務所として手がける業務においては通常3名で取り組む複数受任制で対応し、顧客に対して迅速かつ丁寧な対応を心がけている。複数名で担当することで互いにフォローし合うだけでなく、若手弁護士の育成を図るとともにクライアントに対するサービスの品質とスピードも担保する体制を採用している。 創立者が民事保全分野のパイオニアであったことから、伝統的に訴訟・紛争解決案件に取り組んできた同事務所だが、近年は顧客のビジネスのグローバル化や法的ニーズの多様化に合わせて所属弁護士の海外留学や官公庁、企業への出向を実施しており、よりビジネスの現場の需要に即したサービスの充実を図っている。 先を見越した対応と柔軟さで スムーズな案件進行とアドバイスを 企業の倒産・事業再生などを専門分野とする森拓也弁護士は、年々複雑化する案件について粘り強いアプローチで取り組んでいる。「倒産・事業再生分野においては、近年は法的整理が減り私的整理が中心になりました。金融機関との話し合いでまず私的整理を行い、行き詰まったら法的整理に移行しますが、きっかわ法律事務所
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