Lawyers Guide 2023
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URLhttps://www.iwatagodo.com/〒100-6315 東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング15階 【TEL】 03-3214-6205(代表) 【FAX】 03-3214-6209技術分野に関して専門的に取り扱うことのできる弁護士が所属していることに加え、顧問契約に基づく日常的相談を通じてクライアントの実施事業に関する理解を深めているため、複雑化する案件にもワンストップでの対応が可能です」(工藤弁護士)。 また、同事務所の執行パートナーである田子真也弁護士は、次のように語る。「“特別法”である知的財産法の案件処理を適切に行うためには、“一般法”である民法等での裁判・紛争処理の実務や、知財相談の関連問題として頻繁に登場する会社法、金商法、労働法、税法等の知見・経験が重要となります。IP・ITチームに所属する弁護士は、誰もが入所後に幅広い法分野における法律事務を一通り経験してから専門分野へと移行していますので、幅広い法分野についてバランス感覚を持ったアドバイスが可能ですし、企業の顧問弁護士として、企業の歴史、パーパス・理念、事業内容や計画、業績、社内組織、役員構成、社風、業界傾向などの経営に関する主要な情報を十分に把握し、社内稟議の過程や役員の顔ぶれを想像しながら社内意思決定のための資料作成支援を行うといったことも可能です」(田子弁護士)。74 知的財産・IT分野への組織的注力 岩田合同法律事務所の歴史は1902年、後の司法大臣、日本弁護士連合会会長である故岩田宙造弁護士が「岩田宙造法律事務所」を設立したことに始まった。以来、120年以上にわたり、我が国を代表する多くの企業等にリーガルサービスを提供している。そんな“企業法務法律事務所の草分け”たる同事務所が昨今注力しているのが、知的財産・IT分野である。 IP・ITチームのリーダーを務める工藤良平弁護士は、同事務所の強みについて、次のように話す。「当事務所は、特許権、意匠権、商標権、著作権といった知財法プロパーの案件に加え、知的財産法以外の法分野やビジネス判断的要素、ITを中心とする先端技術が交錯する案件に対し、近年特に注力し強みを有しています。このような案件に関しては、知的財産法に加えて幅広い法分野の知識と経験と、クライアントの実施事業に関する深い理解がなければ、そもそも問題となりうる論点を適切かつ網羅的に抽出することが難しいのです。当事務所では、企業法務に関して問題となりうるほぼすべての法分野や岩田合同法律事務所

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