Lawyers Guide 2023
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URLhttps://agile-plus.jp〒103-0027 東京都中央区日本橋2-1-3 アーバンネット日本橋二丁目ビル10階 【TEL】 03-6823-1310 【FAX】 03-6823-1312 その効果がとりわけ発揮されるのは“交渉”の場面だ。ただし“交渉”の捉え方は独特で、“今ある状況を変化させるためにエネルギーを与える行為”だという。「弁護士の役割は、解決に向け状況を変えるエネルギーを与えること。課題を解決する工程で変化を促す対象はクライアントや相手方などさまざまです。そのために“どのような対象にどのような情報を提供すべきか”を分析し、交渉のプロセスを構築します」(木下弁護士)。 同事務所が駆使する交渉のメソッドはクライアントにも共有され、実践される。当初は半信半疑のクライアントも、実際にメソッドの効果を体感するうちに理解が進み、成果を実感できるようになるという。「例えば、中小企業の経営者の方はビジネスでの交渉のご経験が多く、ご自分なりの成功体験を持っておられます。しかし、それはあくまでサンプル数“1”の話。運や個性の要素も多分に含んでいます。我々は自身が当事者ではないさまざまな交渉を数多く経験しているからこそ、交渉を構成する要素とその構造を客観化し、体系化しています。クライアントの抱える課題は、当事務所のメソッドを活用すればより普遍的な形で分析・整理でき、出口戦略や交渉戦術の意味を具体的に理解できます。あらかじめ交渉のプロセスを予測し可視化するため、のちに交渉が想定どおりに70 アジャイルな課題解決へのアプローチと 交渉のメソッドを活用した戦略的な解決を 課題ごとに小さなサイクルで計画、設計、実装テストを繰り返し、開発した機能の集合体として一つの大きなシステムを形成する“アジャイル開発”の発想による課題解決を理念に掲げるアジャイルプラス法律事務所。その根底には、ビジネス環境の変化が目まぐるしい現代においては、相談段階で出口が見えないオープン・エンドなクライアントの課題に真摯に向き合うため、暫定的に設定した仮説を実行段階で検証しつつ、環境変化も変数に加えながら適宜アプローチを修正して解決に近づいていくことが必要不可欠との考えがある。 「1時間の面談の場合、法律の話題は15分程度。残りは課題解決の実現手法立案の時間です」と語るのは事務所代表の木下和博弁護士。法律の解釈にとどまらず実現ルートまでを設計できる法務エンジニアとして企業に深く関与し、アジャイル開発の手法を法務の分野で実践している。この手法を活用し、マスメディア対策を含む危機管理、PR戦略までを意識したビジネススキームの構築から、M&Aの戦略立案、カスハラ対策まで、企業のあらゆるニーズに対応しているという。アジャイルプラス法律事務所

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