Japan Lawyers Guide 2022
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URLhttps://wadakura.jp/〒100-0004 東京都千代田区大手町1-5-1 大手町ファーストスクエア イーストタワー19階 【TEL】 03-6212-8100(受付)施し、どの弁護士の業務内容も把握できる環境なので、日々声かけによる知見の共有も行っています」(鄭弁護士)。 金融・租税中心のブティック型から 多様な専門性を持つ総合事務所へ 設立から6年を迎える和田倉門法律事務所。当初は会社法、租税法分野を主軸とする体制だったが、他の専門性を持つ弁護士の参画や、若手弁護士の専門性の獲得によりその業務分野を着実に広げてきた。 2020年にパートナーに就任した加藤伸樹弁護士は「保険業法・銀行法など金融規制法を専門とする山本啓太弁護士が入所するなど、ワンストップでご相談を承れる総合法律事務所の形になってきたかと思います」と語る。 所属弁護士は日常の企業法務に関する相談はもちろん、訴訟に至るまで一通りの実務を担当できる能力を前提として、専門性を身につけるという同事務所。2021年にパートナーに就任した鄭一志弁護士は「クライアントのご相談内容は多分野にわたるため、逆に分野特化しすぎた知見では、不十分でしょう」と語る。 「租税法とコーポレートの両分野に通じた弁護士が所属する点、小さな規模でも派生する専門分野の弁護士が強力なチームアップで対応できる点は大きな特徴ですし、信頼をいただいている点かと思います。議論は上下関係なく実 瞬発力が問われる調査・内紛事案も 豊富な経験でスピーディーに対応 事業提携や新規事業支援、M&Aや組織再生など主に大型事案に携わる鄭弁護士は、鳥飼総合法律事務所在籍時代から不祥事における社内調査や調査委員会の経験を重ねてきた。ニュースとなる大規模なもの、訴訟に発展するもの、社内調査で完結するものまでさまざまな案件に関わり、企業の内紛事案の対応実績も豊富だ。 「不正調査、第三者委員会、内紛事案等については、経験がものを言う分野です。案件を重ねることで、ご縁を呼び、多数の事案に関与してきました。現在も大型調査案件のメンバーとして参加しています」(鄭弁護士)。 内紛事案は一つの事象に対し訴訟や仮処分など法的手続が一斉に行われ、多い時には数十件を一度に処理することもあるという。 「手続を一気に行いながらシナリオを描き、株主総会での対応等なども含めてプランニングし、メリットやリスクをあわせてクライアントに提案します。内々にご依頼をいただくこと和田倉門法律事務所

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