http://www.y-lawoffice.com/URL〒104-0031 東京都中央区京橋2-7-14 ビュレックス京橋7階 TEL:03-6268-9511 FAX:03-6268-9512けでなく、例えば相談に来た担当者が上司を説得するためにどう伝えたらいいのか、どのような材料を提供すればいいのかも一緒に考えてアドバイスするという。「ある意味でおせっかいなんです。単発で仕事を受けてソツなく処理する方法もありますが、私たちはクライアントと長期的に良い関係を築くために、社内事情も含めてお客様のことをよく知って、私たちのこともよく知ってもらって、案件に関わる方々の“顔”を思い浮かべて仕事をすることを意識しています。若い弁護士たちも、日頃の仕事ぶりから、その大切さをよく理解してくれていると思います」。 クライアントとの信頼関係を深めるために、ミーティングという限られた時間を有効に使って、担当者に思う存分話をしてもらうことを心がけているという。話を聞いていくうちに、会社の中の様子や実はどんな問題を抱えているのかが、見えてくるのだそうだ。メルカリの国内・海外の全社員に向けた株式報酬制度導入に携わる 山下総合法律事務所が手がけた大きな案件の一つに、株式会社メルカリが全社員を対象に自社株式を経験弁護士司法修習予定者クライアントとともに歩み、信頼を深める法律事務所 山下総合法律事務所は2016年8月の設立以来、上場会社・金融機関などに向けて企業法務を中心に案件を取り扱っている。全般的なコーポレート法務を主軸としつつも、M&Aやファイナンスなどの取引案件も多く、専門性が要求される分野となるが、「実は技術だけでは最高のリーガルサービスには届かない」と代表の山下聖志弁護士は語る。「相談に見えた法務部の方に、専門的な知識を踏まえてアドバイスをすることはもちろん重要ですが、それだけでなく、同時に何を心配されているのか、どういう部分が不安で前に進めないのかをしっかり聞くことが大切です。“心を取り扱う”という言い方を私はよくするのですが、クライアントの満足度という意味では、この面が大きな違いを生みます」。 山下弁護士をはじめとした同事務所の弁護士たちは、“going extra mile”をポリシーに掲げ、クライアントの負担を一緒に担っていくことをモットーにしている。直訳からは“もう1マイル一緒に行く”という意味であるが、法的な意見を提供するだ山下総合法律事務所
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